2009年 01月 12日
俵屋/'09 睦月(2)
今回滞在したのは本館の右奥にある
「栄の間」。
1年前に予約の電話をした時点で
すでに2部屋しか空いていなかったのですが、
そのうちの1部屋が偶然にも俵屋の不思議で
改装の様子が詳細に紹介されていた
このお部屋でした。
坪庭の餅花をひとしきり堪能した後はお部屋へ。
まず坪庭の前の廊下を右に曲がります。
突き当たりの足元には
一昨年ライブラリーに置かれていた盃が。
その上を見上げると非常灯の前に簾の目隠し。
そのまま左に回り込んで少し奥に進むと再度突き当たり。
更に左に曲がると行灯が屏風を照らしています。
この右側が今宵のお部屋。
扉を開けると暖簾の向こうは洗面&脱衣所で
左側に次の間、その横が本間。
床に敷かれているのは鍋島段通でしょうか?
次の間は四畳半ほどのスペース。
(写真では暗く見えますが、実際はもっと明るいです。)
手前に小さな掘炬燵があり・・・
奥が少し下がって庭に面した土間コーナー。
(ここは床暖房。)
障子の上を見上げると宙に浮かぶように
土器がちょこん。
早速床に座り込んでぐるり廻りを見渡すと、
椅子も床も壁も障子も眺めも、
このコーナーの全てが身体全体を温かく包み込んで
くれるような気がして一気にリラックスできます。
土間コーナーから堀炬燵側を見る。
次の間の横には八畳の本間。
前回の「霞の間」はこぢんまりとした
お籠り感溢れるお部屋だったので、
ここは部屋も庭もとても広く感じます。
次の間から本間を見る。
本間から次の間を見る。
ウロウロとお部屋を探索していると
煎茶とわらび餅が運ばれてきたので
堀炬燵でいただきます。
絶品わらび餅でしばし休憩した後は
引き続きお部屋の探索♪
by izola
| 2009-01-12 21:48
| 俵屋旅館