2009年 07月 08日
フォーシーズンズホテル・ジョルジュサンク・パリ/1
<パブリックスペース>
花のホテルでシンデレラ気分♪
今回の旅では利便性が良く家庭的な雰囲気の
プチホテルから、パラスホテルと呼ばれる
宮殿のようなラグジュアリーホテルまで、
様々なタイプのホテルを滞在&見学させていただきました。
パリレポで最初にご紹介するホテルは
シャンゼリゼ大通りからすぐの最高の立地に建つ
『フォーシーズンズホテル・ジョルジュサンク・パリ』。
1928年に建てられたアールデコ様式の名門ホテル
「ジョルジュサンク」を3年の歳月をかけて全面改装し、
フォーシーズンズとして蘇らせてから10年。
泊まれなくても必ず見に行こうと思っていた憧れホテルに、
幸運にも一夜だけ滞在させていただきました。
FSジョルジュサンクと言えば「花」という印象。
エントランスでは黒蝶色のカラー、
ブルーパープルのバンダとハイドランジア、
グリーンのビバーナムが華やかにゲストをお出迎え。
黒いスチール枠、黒アクリルとミラー製の台、
円筒型や球形のシンプルなガラスの花器が
花の色とフォルムを引き立て、
グルーピングした花をシンメトリーに配置したり
一定のリズムを持たせて構成する事で
よりメッセージ性のある印象的なアレンジに仕上げています。
これらの花をディレクションするのは
ビバリーヒルズのFSのフラワーデコレーションで
一躍世界に名を馳せたフラワーアーティスト、
ジェフ・リーサム氏。
彼の創りだす独創的なアレンジスタイルは、
ただ花を綺麗に見せる為の形ではなく
花というマテリアルと空間とを使った
一種のインスタレーション。
こういう手法は今やフラワーアレンジスタイルの
ひとつのスタンダードとなっていますが、
その流れの源となったご本人が演出するディスプレイを
肉眼で見れて感動しました。
明るい光が降り注ぐ美しい中庭には
まるで藤棚のように吊るされたバンダ。
うーむ、、、
やっぱりアレンジじゃなくてアートですね。
他にも館内のあちこちで花・花・花。
見かける都度足が止まってしまい、
なかなか前へ進めません。笑。
週毎にテーマを決めて演出されるディスプレイは
7名のホテル専属フローリストの手によって
常に美しく保たれているそう。
ちなみに館内で使われる花は約1〜1.5万本とか・・・!
これだけの花材をこれだけのボリュームで
贅沢に使えるのは、花が豊富なパリという土地柄と
フォーシーズンズホテルだからこそ。
何処にいてもいつも美しい花々が目に入る・・・
なんとも羨ましい環境です。
☆
そろそろ花以外も紹介しなければ。^^;
中庭に面したサロン「La Galerie」では
セレブ達が宝石箱のように彩り豊かなスイーツで
優雅な午後のひとときを楽しんでいます。
ん?これはひょっとしてお抹茶のセットかな??
メインダイニングの「ル・サンク」は
ミシュラン2つ星のフレンチ。
ここで朝食をいただきました。
ロビーでは美しく修復された
17世紀のタペストリーも見る事が出来ます。
夜の表情にうっとり。。。
☆
こうして紹介していると
どうしても華やかな内装や花ばかりに目がいきますが
それにも増して素晴らしかったのが
FSらしい控え目だけれどどこまでも温かで
柔らかなサービスでした。
国は違えどホテルに漂う気品溢れる空気と
ふわりと包み込むようなFSスマイルは世界共通。
椿山荘でもいつも感じますが、
あの笑顔に触れると疲れや緊張がすうっと
緩やかにほぐれていきます。
*次はスパ紹介です。
パラスホテルに泊まるツアーもありますよ〜♪↓
by izola
| 2009-07-08 22:06
| JALPAK/パリ2009