ジヴェルニー、モネの愛した庭。



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ジヴェルニ−はモネが後半生を過ごし
睡蓮の連作を仕上げた光と花の聖地。







現地へはジャルパックさんのオプショナルツアー
参加して連れて行っていただきました。

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バスはコンコルド広場や凱旋門を通って郊外へ。

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車内でおやつを食べながら車窓からのどかな
風景を眺めている間に到着です。

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ジヴェルニーはパリから西へ80kmほど郊外の
ノルマンディー地方にある小さな村。

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40代で家族と共にこの地に移り住んだモネは
86歳で亡くなる直前までここで庭園を自分の理想郷へと
整備しながら絵画制作に専念しました。


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まずは住居から見学。

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*住居内部は撮影禁止でしたので写真がありません。

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1階にはアトリエ兼サロン、読書室、食堂、キッチンがあり
アトリエ兼サロンにはモネの作品が、
2階のモネと家族、使用人の寝室には歌麿、広重、北斎といった
浮世絵コレクションが数多く展示されています。

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モネの寝室から見た庭園。

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ブルーとイエローでまとめられた
キッチン&食堂は絵ハガキでどうぞ。
モネは大変な美食家で、食材や調理法には
独特の拘りがあったそう。

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住居を挟んで左右にはアトリエがあります。

住居に向かって左側のアトリエは見学できませんが
右側の睡蓮の大作の為に造られた大きなアトリエは
現在ではミュージアムショップとして
様々なモネ関連グッズが販売されています。

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次は地下道を通って水の庭園へ。

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1893年、モネは住居の向かいの土地を購入し、
エプト川の支流であるリュ川の流れを変えて
水を引き込み土地の中に20mほどの池を造ります。

後年、更に隣接地を購入して池を拡張し続け、
1901年には全長60m、最大幅20mの池を囲む
広大な庭園となりました。

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プロの造園家の手を借りながら
全ての造園設計と監修を自らの手で行ったモネ。

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シダレ柳や竹林、ポプラの樹々に縁取られ、
水面には様々な種類の睡蓮が浮かび
藤蔓が絡みついた太鼓橋を思わせる緑の橋がかかる
水の庭園は、モネが愛した浮世絵の世界を思わせる
しっとりと情緒溢れる緑の楽園。

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この風景があの傑作を生み出したのですね。。。








「クロ・ノルマン」と呼ばれる花が咲き乱れる
庭園ではモネの色彩を学ぶことができます。

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到着後、しばらく降り続いた雨のおかげで
庭園の緑も花も瑞々しく鮮やかにその美しい
姿を見せてくれました。

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ありとあらゆる色と光に充ちた自然の中で
ひたすら庭造りと絵画制作に没頭できたモネは
なんと幸せな画家なのでしょう。

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ニースで見たマティス、
カーニュ・シュル・メールで見たルノワール、
マヨルカ島で見たミロ、
スペインやフランスで見たピカソ、
そしてジヴェルニ−で見たモネ・・・


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こうして画家本人がその地に住み、その目で見て、
その手で描いたであろう景色や自然、光を眼前にすると
彼らの絵の色彩やモチーフが何故こうなったのかを
わずかながらでも理解出来る気がして嬉しくなります。


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雨上がりの日差しと青空に輝きを増してゆく風景。


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再訪の機会があれば
2009年5月、クロード・モネ通り沿いに開館した
「ジヴェルニー印象派美術館」
ぜひ訪れてみたいです。




みなさん、パリ以外にもお出かけしてますよ〜♪↓
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by izola | 2009-07-26 14:19 | JALPAK/パリ2009

旅は心の宝石箱