2009年 10月 02日
Musée National d'Art Moderne/国立近代美術館
ピカソ美術館を見た後は、
マレ地区をぶらぶら散歩しながらポンピドゥーまで。
レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースの設計により
1977年に開館した「ジョルジュ・ポンピドー国立芸術文化センター」は、
国立近代美術館、産業創造センター、公共情報図書館、
音響音楽研究所、子供のアトリエに映画館にギフトショップに
レストランも入った巨大な総合文化施設。
まるで建設中のように構造柱やパイプが剥き出しになった
個性的な外観はエッフェルやルーブルのピラミッド同様
開館時には賛否両論だったそうですが、
現在はパリの重要な文化施設と展望スポットとして人気の場所です。
実は今回、本当に行きたかったのは
ポンピドゥー内の国立近代美術館ではなく
手前の広場内にある「アトリエ・ブランクーシ」でした。
でも開館時間が午後2時からだったので時間が合わず見学断念。
ここは彫刻家コンスタンティン・ブランクーシが
生前に使っていたアトリエをそのまま再現した空間。
ブランクーシはミニマルアートの先駆者として
独創的で抽象的な彫刻作品を創り続け、
様々なアーティストに影響を与えた人物。
イサム・ノグチが若い頃に助手を努めていたことでも有名です。
次回はぜひ訪ねたい場所のひとつ。
☆
国立近代美術館はこの施設の4、5、6階。
ビルの外側に取り付けられたエスカレーターを昇っていくと
遠くにエッフェル塔やノートルダム大聖堂、サクレクール寺院等
パリ市内の主要な観光名所を望む事が出来ます。
国立近代美術館には1906年以降のモダン&
コンテンポラリーアート作品が集められていて
所蔵作品数は5万点以上、約100カ国5,000人以上の
アーティストの作品が揃う質・量共に素晴らしいコレクションです。
ちなみに2月革命のあった1848年から第一次世界大戦が勃発した
1914年までの作品はオルセー美術館に、
それ以前の作品はルーヴル美術館にという役割分担がなされているそう。
☆
あまり時間がなかったので駆け足で各階をぐるり。
広い館内は4階がコンテンポラリーアート、
5階がモダン・アート、6階は企画展示室のギャラリーと
フロア毎部屋毎にコレクションが分類されており
どこもゆったりと作品が配置されていて見やすいレイアウト。
イヴ・クラインやマーク・ロスコに・・・
ミロやマン・レイやブランクーシ・・・
コルビュジェにミース・ファン・デル・ローエ、
アイリーン・グレイ等モダニズム建築の巨匠達の作品も充実。
外のストラヴィンスキー広場前では
ニキ・ド・サンファル&ジャン・ティンゲリー夫妻の
共作の「自動人形の噴水」が元気に水を吹いていました。
カフェのテーブル&チェアもアートな感じ。^^
古いものから新しいものまで
見ても見ても見尽くせない芸術の街。
*まだまだパリに居残りますよ〜〜〜!笑。
by izola
| 2009-10-02 19:48
| JALPAK/パリ2009