2012年 05月 06日
もめん/'12 April
ケルンパリ記事の途中ですが、忘れないうちに記録しておきます。
1年ぶりのもめん。
昨秋の予約日は直前に現場が入って泣く泣く知人に席を譲りました。
スタートはうすいエンドウで翡翠色に染まった豆腐。
続く料理への期待に胸が膨らみます。
シマアジの握り。
満開の桜が咲いた漆椀にはフワフワのひろうす。
ここのお出汁は驚くほど濁りのない澄んだ味です。
新鮮な鳥貝と烏賊の造り。
筍と蕗の煮物は家庭では決して出せない洗練された味。
このお店は器のセンスが素晴らしいです。
去年もいただいた稚鮎のフライ。
ワタの苦みが甘みとなって口に広がります。
〆はフワリフワリと日舞を踊るように舞うご主人の手の中で
魔法のように作り出されるだし巻き。
これが本当に絶品なのです。
出来たてはまるで羽二重餅のような柔らかな口あたりで
気付くとなくなっています。
オレンジのジュレとマンゴーのデザートであっという間に終了。
淡々と出される料理はことさら贅を尽くすわけでもなく
これといって変わった趣向がある訳でもないけれど
毎回食べ終わった後に爽快な満足感を覚えます。
出来る事なら毎月通いたい・・・!と切望しますが、
人気の高さは衰えるところか増すばかりのようで、
まだ4月だというのにすでに年内の予約は一杯でした。
キャンセル待ちの権利は常連さんがお持ちのようですし、
来年の予約も秋以降でないと取らないとか。
うぅ、、来年も行けますように。。。
by izola
| 2012-05-06 21:24
| グルメ