冬の金沢2014/2



<金沢21世紀美術館>






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鈴木大拙館の後は金沢21世紀美術館へ。











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美術館の設計はSANAA(妹島和世と西沢立衛)。
白い建物が雪景色に溶け込んでとても綺麗です。

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今回金沢に来るきっかけになった柿沼康二氏の展覧会
書の道「ぱーっ」。

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「書はアートたるか
己はアーティストたるか」









この一文を見て、鈴木大拙氏の思想を建築で現す事と同様に
書を現代美術としてこの空間でどう表現するのか?に
深く興味を感じてやってきました。









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実際に訪れた感想は・・・







言葉ではうまく表現出来ませんが、
どぉーーーーんと迫り来るような圧倒的な存在感と
すぅっ、、、と引き込まれていくような宇宙感、、、
見えない磁力を強く感じる作品達。




書を鑑賞するというより、墨を通して和紙に映された強い想いを
五感(六感?)をフル稼動して受け止める。





そんな感覚。







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マドリードでピカソのゲルニカを見たときを思い出しました。










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館内にはDVDで作品の製作過程や臨書の様子を紹介する一角がありました。




10mを超える大作に取り組む様は大変迫力がありましたが、
それより印象的だったのは臨書の時の驚くほど滑らかで柔らかな筆遣い。



あの筆になりたい。


するすると水のように流れる筆先を見つめながら心からそう思いました。







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うん。
来れて本当によかった。
by izola | 2014-02-21 22:23 | 金沢2014

旅は心の宝石箱