2014年 07月 01日
島根・鳥取 2013/足立美術館、湯町窯
ちょうど1年前になりますが、島根と鳥取に行ってきました。
大阪から島根・鳥取へは車で行ける距離。
でも何故かなかなか行けない場所なんですよね。
何年も行きたい行きたいと言い続けてようやく叶った旅でした。
まずは最初の目的地手前にある「どじょう亭」で腹ごしらえ。
この辺りはどじょうが名物なんですね。
定番のどじょう鍋。
どじょうのかき揚げ。
どじょう丼。
どれも臭みがなく美味しかったです。^^
どじょうを食べたら「足立美術館」へ。
足立美術館と言えば美しい庭園と横山大観を始めとする素晴らしい日本画の
コレクションで全国から観光客が押し寄せる名所。
入館すると、眼前には想像を超える規模の広大な庭園が広がっています。
まりものように綺麗に丸刈りにされた柘植や樹木がカワイイ♡
庭の一角に足立美術館の創設者、足立全康氏の銅像。
創設者の足元でせっせと手入れをする庭師の皆さん。
この方々の努力で園内には葉っぱ一枚、チリひとつ落ちていませんでした。
一体何人(何十、何百人?)のスタッフで管理しているのでしょう。
菊花炭が埋め込まれた苔庭。
館内から見た庭園。
これはもう庭という規模じゃないですね。
一山まるごと庭園にしたという感じ。
しかしまぁ、どこに目をやっても完璧に手入れされています。
庭とおじいちゃん。癒される1シーン。
広大で夢のように美しい庭園と質も量も完璧な日本画コレクションに
魯山人や河井寛次郎の陶芸作品。
どれも噂に違わず素晴らしかったです。
ただ、庭に関してはあまりに手入れもバランスも完璧に整いすぎていたせいか
まるでメイクと衣装を一分の隙もなく整えた女優さんを遠くから眺めているようで
全く現実感がなく、庭園内を自由に散策することも出来なかったので
庭との一体感や樹々の息吹や質感を間近で感じられなかったのがとても残念でした。
(あの規模で管理しようと思うとそうせざるを得ないのはよくわかりますが。)
あとは日本画の展示室を見る時のシニア層の鑑賞マナーの悪さもしんどかった。
これはここだけではなく、他の美術展や電車内でも度々感じることですが、
大勢で大声で喋りながら廻る、人を押しのけて前に出る、携帯で平気で喋る。
そういう場面を度々目にしてしまったので素晴らしい作品達の印象は半減。。。
遠方から来られるバスツアーなどではこういう美術作品に興味のある人無い人が
混在していたり、時間がシビアに区切られていたり等様々な要因はあると思いますが
公共の場での最低限のマナーはどんな環境でも同じだと思うので、
もし興味がなくともまずは庭園や美術作品に敬意を払い、きちんと鑑賞に来ている
人々が静かに感動を共有出来る配慮をすることが大切ではないかと思いました。
☆
次の目的地は出雲の名湯、玉造温泉の近くにある「湯町窯」。
1922年創業で現在は3代目の窯主、福間琇士氏が製作されています。
早速中へ。
ほっこり愛嬌のある看板とシーサーがお出迎え。
店内には黄釉や海鼠釉の温かみのある器が居心地良さげに並んでいます。
どれもこれも食卓に並ぶ姿がすぐに浮かぶ使いやすそうな器ばかり。
迷い出すとキリがないのでポテトサラダに良く合いそうな黄釉のボウルを
ひとつだけ求めました。
by izola
| 2014-07-01 17:26
| 島根&鳥取2013