2014年 08月 07日
草喰なかひがし/'14 文月
前祭、宵々山のなかひがし
暖簾が涼風を思わせる爽やかな藍染めに変わりました。
床の間には長刀鉾の手拭いを使った掛け軸と徳力富吉郎の色紙絵、
足元に檜扇。
夏の八寸。
小芋の荏胡麻和え
合わせ味噌椀の具は馬鈴薯を桂剥きして渦巻き状に揚げたもの。
お椀の裏にはバッタや蜻蛉など、夏虫達が元気に飛んでます。
カウンターの向こうではまんまるに肥えた鮎がじゅうじゅう。
大きいのんと小さいのんが1つずつ。
皮はこんがり、中はふわふわで絶妙な焼き加減。
添えられるのは蓼酢ではなく野生のクレソン酢。
鮎に合わせる赤ワインはヴォー・ペイサージュのメルロー。
鮎の後は口なおしの金魚鉢。
中にはじゅんさい金魚が泳いでいます。
たる源の風呂桶に入った鯉
にえばなご飯には鯉に添えられた梅ソースをかけてさっぱり。
しみじみ旨い岩魚の椀。
川魚って本当に上品で良い出汁が出ますね。
こちらには天の川が輝いていました。
いつものペア。
賀茂茄子と生麩と淡竹と虎杖の炊き合わせ。
低温調理でレアな食感に仕上げた鱒。
タテルヨシノのサーモン・ミーキュイを思わせるしっとり滑らかな舌触り。
山芋、オクラ、モロヘイヤのネバネバトリオ。
朝風胡瓜の味噌炒め。
唐辛子と葉っぱの炊いたん。
めいんでぃっしゅ。
この日は満腹すぎてパリにもNYにも行けずじまい。。。^^;
さっぱりデザート。
〆の水出し珈琲。
いつものようにご主人のオヤジギャグも冴え渡り、楽しい夏の夕餉でした。
by izola
| 2014-08-07 14:56
| グルメ