2017年 01月 18日
俵屋/'17 睦月(4)
不思議の館は時が経つのが一瞬。
気持ちよく目覚めたら、清く正しい朝食をいただきましょう。
お世話になりました。
帰りの寄り道はいつものコース。
錦市場は若冲生誕300周年記念で若冲作品を店舗のシャッターに
転写したそうです。
これなら閉店後も楽しめますね。
市場内で惣菜などの買い食い歩き食いが増えているのは閉口しますが
こういう試みはいいと思います。
⭐︎
今年連れ帰ったものたち。
いつもの八坂さんの八角守り
尾杉のおじいちゃんの所で見つけたのは江戸中期の京都の葵蒔絵皿。
双葉葵と冠が描かれているので葵祭りにちなんだ品でしょうか。
黒塗りの上に蒔絵を施し、その蒔絵を研ぎあげてフラットにした上で
すき漆仕上げにしたというとても手間のかかる仕事がなされており、
双葉葵の葉の文様も白と茶の漆でたらしこみのような陰影があります。
美しい手仕事に見とれながらも、双葉葵もこのような技術もどんどん
失われていくのが寂しく思います。
遊形では福俵を。
来年も福の花が拝めるよう、酉年もせっせと働きます。^^
by izola
| 2017-01-18 16:31
| 俵屋旅館