2017年 02月 23日
香港&マカオ2016/鄭家大屋 Casa do Mandarim
ホテルで休憩して夕食前に向かったのはマカオで一番
行きたいと思っていた場所。
公園の長閑な風景を横目に目的地へ。
この路地を曲がると、、、
鄭家大屋に到着。
鄭家大屋は中国近代の思想家、鄭觀應の住んでいた住居です。
鄭觀應は孫文や毛沢東にも影響を与えた人物だったとか。
先に見学した盧家屋敷同様、西洋と中国の建築手法をミックスさせた
独自の建築で1811年に竣工、敷地面積は約4000平米。
2002年から2010年まで修復して一般公開されるようになったそうです。
カルガモ隊長ご夫妻が前回マカオに来られた時に撮られた
鄭家屋敷の写真を見て、その独特の建築と佇まいに惹かれ、
マカオに行く機会があれば是非訪れたいと思っていました。
丸い門をくぐって空を振り仰ぐと周囲は瓦礫のように積み上がった
古いアパートが屋敷を取り囲み、更にその向こうには高層ビルが見えて
ここだけ時の狭間にいるような独特の雰囲気です。
広い敷地の中は低層で大きな棟が中庭や路地で連なり
まるで小さな街のように入り組んでいるのでヨーロッパの
旧市街の路地裏を彷徨っているようでとても面白かったです。
カメラを片手に上がったり降りたり裏に回ったり、、、
気ままに徘徊。
なんというか、、、
写真ではとても現せない複雑な魅力と気配を持つ建築でした。
建築も人も文化が混ざるとそれぞれの優れたところがうまく融合されて
単一では表現できない美しさや陰影や奥行きが増すのでしょうか。
このような素晴らしい建築を無料公開しているマカオは凄いと思います。
by izola
| 2017-02-23 20:29
| 香港&マカオ2016