あらや滔々庵/1

今回は一泊なので荷物はこれだけ。
いつもは工具箱として活躍しているグロトロの13inchを
本来のトラベルバゲッジとしての役割で使用しました。^^
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旅のお供に欠かせない本は村上春樹の「遠い太鼓」。
彼が1986~89年にかけてヨーロッパ(主にイタリアとギリシャ)
に滞在した時のエピソードが綴られたものです。

加賀温泉郷までは我が家から2時間ちょっとの近さなのです。
京都からは特急「サンダーバード」で1.5時間で到着。
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列車の旅と言えばやっぱり駅弁ですよね。
竹皮で作られた器が素敵で捨てるのはしのびなかったです。。
どれも薄味で美味しいお弁当でした。
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たどり着いた駅は想像以上にこぢんまりと鄙びた感じ。
加賀温泉郷とは「山中」「山代」「片山津」「粟津」の4つの
温泉の総称のようです。
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改札の向こうには各旅館、ホテルからたくさんの
お迎えの方が旗を持ってゲストを待ち構えています。
この電車で到着した「あらや」のゲストは私達だけ。
ここから車に乗って10分ほどで山代温泉に到着。
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宿の入口は意外と普通の温泉旅館っぽい雰囲気です。
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入口の手前には有名な「原泉 烏湯」が。
かなり小さいです。
ここであの原泉たまごを作ってるんですねぇ。
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中に入ると結城畳が敷き詰められた広いロビーが見渡せます。
この宿はロビー、通路、EV内の全てが畳敷きなので
ゲストはスリッパ不要でどこも素足で歩けます。
とても目の細かい畳なので足裏が気持ちよかったです。
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ロビーから客室へ向かう通路の障子はこのような形で
いつでも美しい中庭が眺められるようになっています。
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ホテルで言うフロントのチェックインカウンター。
でもチェックイン、アウトは部屋でするので
ここを利用する事はありませんでした。
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到着したらそのまますぐにお部屋に通してもらい、
まずは和菓子と水出しの加賀棒茶が出てきます。
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しばらくするとお抹茶も運ばれてきます。
ゲストはお抹茶が来るまでにゆっくりと宿帳に記帳すればいいのです。

このゆったり感がいかにも日本の宿という感じでいいですねぇ・・・。
by izola | 2005-09-02 15:11 | 旅館

旅は心の宝石箱