紅葉逃亡記/2

<細見美術館・詩仙堂・曼珠院門跡>

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美山荘に向かう前に市内に寄り道しました。


*写真は平安神宮前で紅葉していたドウダンツツジ。






まず初めに向かったのは平安神宮の横にある
小さなカフェ「ラ・ヴァチュール」
80歳を超えるおばあちゃんが作る本場の味を再現した
タルトタタンが評判のお店です。
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16個の林檎を使って作られるタルトタタンは
甘さの中に温かさを感じる優しい味でした。^^
クルミタルトも美味しいそうです。
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次に向かったのはカフェから徒歩5分の細見美術館
建築家大江匡氏の設計による3階建の私立美術館です。
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美術館自体も興味があったのですが、
9月に京都国立近代美術館で催されていた
「プライス展」の流れを受けて開催されている
「江戸淋派 抱一・基一の粋」展も楽しみでした。
プライス展では伊藤若仲と共に鈴木基一の描く
草花の美しさに魅せられました。
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1階の受付でチケットを購入し、チケット売り場の
奥にある展示会場に入ります。
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この美術館は面白い構造になっており、
フロア毎の小さな会場を見学して奥に抜けると
建物の側面に階段があり、1階の次は半地階、
その次は地階と、上から下に向けて吹き抜けを降りながら
展示物を見学していくようになっています。
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とても触り心地の良い木の手摺。
階段を降りながら明るい光が降り注ぐ吹き抜けを見上げると、
日本ではなく海外の美術館にいるような気分でした。
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地階には大変魅力的な品揃えのミュージアムショップがあります。
ミュージアムショップマニアには嬉しい発見。
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ミュージアムショップの横にはこちらも魅力的な
カフェがあり、ここでは結婚パーティーも開けるそう。
京都でミュージアム・ウエディングというのも素敵ですね。
カフェやミュージアムショップだけでも利用したいと思う美術館でした。
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その次は修学院にある「詩仙堂」へ。
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狩野探幽作の中国の詩仙三十六人の肖像と詩があることから、
詩仙堂と呼ばれるようになったこの山荘は
季節毎に美しい表情を見せる庭を持っています。
この時はまだ少し紅葉が早かったですが
たくさんの観光客で賑わっていました。
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コロコロに刈り込まれたツゲが可愛い。
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詩仙堂のすぐ近くにある「曼珠院門跡」にも足を伸ばしました。
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水の流れを表した白砂の中にひときわ大きく
伸びやかに見えるのは樹齢400年の五葉松。
これは鶴を表現しているそう。
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遠州好みの枯山水庭園は紅葉の名所。
詩仙堂と同じくこちらも少し紅葉が早かったです。
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庭はまだでしたが門前では美しく色付いた紅葉が見れました。
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門前の弁天茶屋できのこ蕎麦をいただいた後は
美山荘目指してひた走ります。
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by izola | 2006-11-23 21:35 | 京都/奈良

旅は心の宝石箱