俵屋/'09 睦月(6)

<栄の間/5>

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ネコロガッテ草ノ中・・・






俵屋は本館新館合わせて全18室ある
お部屋毎に間取りも眺めも全く異なり、
その一部屋一部屋に当主、佐藤年さんの
部屋への熱い愛が込められています。

それを表すのが部屋に置かれたこちらのスケッチ。
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ー栄ー

ネコロガッテ草ノ中
東山ニ続ク庭 のイメージ



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町中の悪い条件の中で
苔が主体の庭は保持しがたいが、
毎日の大変な手入れを
楽しみながらやっている庭守りの努力だそう

小さな庭だがリヴィングに寝転がっていると
ひょっとして此の庭が東山迄続くのかと・・・



☆ ☆ ☆


そんな言葉がそれぞれのスケッチに添えられています。

ここは庭を堪能するための部屋なのですね。



目の前の庭は「栄」「富士」「翠」の3部屋が
共有していますが、
同じ庭でもそれぞれ眺めは違います。


次の間からの眺め。
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土間コーナーからの眺め。
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椅子からの眺め
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庭の真ん中に大きな蹲があります。
その奥に燈籠。
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この蹲は近所の鳥達の水飲み場に
なっているらしく、朝に晩に鳥が訪れていました。
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ガラスの向こうにスックと立っているのは漢の狗。
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本間からの眺め。
早速、寝転がってこの庭の向こうに続く東山へと
思いを馳せながら眺めを堪能しました。
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この庭、面白いんです。

庭全体にゆるやかな傾斜や起伏があり、
前にのめったように自由に伸びている樹々の枝や
下草の様子が造り込まれた庭ではなく
まるで野山からそのまま切り取ってきたかのようです。
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ひとめ見て、此の庭好き、と思いました。
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庭から本間側を見る。
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この子、犬だけどなんかミライっぽいなぁ。
ミライが犬っぽいのかな?笑。
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紅葉もちょこっと残ってました。
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年をとったらこんな庭のある
日本建築の小さな平屋に住みたいな・・・
と、真剣に考えてしまいます。
by izola | 2009-01-17 14:45 | 俵屋旅館