2012年 08月 17日
ザ・キャピトルホテル東急/'12 May & more
<Premier Corner Twin/Deluxe King>
昨秋滞在して以来、今都内で一番好きなホテルが
「ザ・キャピトルホテル東急」。
ザ・キャピトルホテル東急の前身は1963年開業の東京ヒルトン。
ヒルトンとして20年間営業した後1984年から東急ホテルチェーンの
フラッグシップ・ホテルとして「キャピトル東急ホテル」に改称、
2006年に施設の老朽化と再開発の為閉館し2008年から3年間の工事を経て
2010年10月に「ザ・キャピトルホテル東急」として再オープンしました。
東京メトロ溜池山王駅直結の大変便利な場所にあるこのホテル。
実は改装前は一度も訪れた事がありません。
赤坂って以外と利用する事がないエリアだったので盲点でした。
でもよく考えると都内の何処へ行くにも比較的アクセスが良いと気付いて
一度利用したところ、静かで落ち着いた環境と気持ち良いサービス、
ロビーに飾られた草月流の生け花が大変素晴らしく、
以来機会がある毎に利用しています。
都度写真は撮っていたものの、なかなかまとめられなかったので
今年春の滞在から遡ってまとめてアップしました。
溜池山王駅の改札を出たらすぐに地下の入口です。
この奥からEVでロビーへ。
こぢんまりとしたロビーは直線と白木、石、水、ガラス、スチールで
構成され、美術館や寺院を思わせる無駄なく落ち着いた空間。
デザインは隈研吾氏。
なるほど、サントリー美術館や根津美術館と通じる雰囲気です。
ロビーの中央には水の張られたステージがあり、
月毎に草月流の大胆且つ美しい季節のアレンジを見る事が出来ます。
五月は伸びやかに流れる竹にデルフィニュームと大手鞠。
1Fのホールにも同じ花材を使ったアレンジ。
ロビーからフロントへ向かう通路横にはこんな風に毎月違う花が
活けられています。
客室通路。絨毯は水の波紋をイメージした柄。
館内は客室も含め、デザインも色合わせもシックな和モダンテイスト。
ゲストの年齢層が高い事を伺わせます。
「プレミアコーナーツイン(57平米)」。
白、グレー、ベージュ、江戸紫でまとめられた客室はキリリとした
和の美しさと落ち着き、ホテルとしての快適性を兼ね備えた空間。
家具や備品はどこまでも無駄のないシンプルな造形。
デスクカウンターは充分な広さ。wi-fiフリーでビジネス利用も快適。
バスルームはビューバスでハンド+レインシャワーあり。
洗面はダブルシンクで脱衣カゴ付きスツールが置いてあります。
この日は仕事で遅くなったのでルームサービスの天丼で夕食。
美味しかったです♪
名物の排骨拉麺(パーコーメン)もとっても美味しいけど
夜中に食べるとかなり危険なボリュームとカロリー。^^;
プレミアコーナールームは2面が大きな窓で爽快な眺め。
この日は国会議事堂ビュー。
客室の平面図。(*ホテルHPより拝借)
☆
今年4月の滞在。(客室は撮り忘れ。PCT泊。)
石楠花が鮮やかでした。
ロビーフロアにあるオールディダイニング「ORIGAMI」の
ブイヤベースセットとマンゴーパフェ。
こちらは季節のパフェが絶品です。
☆
昨年12月の滞在は連泊。
流木に杉と蔓ウメモドキや実ものを大胆に合わせたアレンジ。
プレミアコーナーツイン。
日枝神社ビュー。
2日目の朝に55aiaiちゃんがお部屋まで朝ご飯を食べにきてくれました。^^
和洋どちらも丁寧に作られた上質な朝食。エシレバターが○○。
☆
昨年11月の滞在。
大きな枝にフォックスフェイスと風船唐綿、アセビ。
秋らしい美しさ。
この日は「デラックスキングルーム(45平米)」に滞在。
写真ではわかりづらいので最初に平面図を。
(*ホテルHPより拝借)
このカテゴリはレイアウトがちょっと変わっています。
内装や家具・備品類はプレミアルームと同じですが・・・
少し違うのは部屋の中央を仕切る大きな障子パネルがあり、
これを左右に動かす事で室内の雰囲気がガラリと変わる点。
全面閉めるとなんだか旅館の和室のような感じ。
ベッドの横はガラス張りのバスルーム。
障子を右にスライドすると見えなくなります。
パネルをずらして窓のブラインドを上げるとビューバス。
クロゼット&洗面。
クロゼットがばばーんとオープンなのが気になりますが、
引き出しやハンガーの数は充分にあり使い勝手は良いです。
夜景。
朝の室内。
今回も日枝神社ビュー。
1人ならこの部屋で充分。でも個人的にはレイアウトや雰囲気は
プレミアルームの方が好みです。
☆
昨年10月の滞在。
先を割ってくるくると巻いた青竹に小さな柿がびっしりついた枝を
合わせたインパクトのあるアレンジ。
プレミアコーナーツイン。
全体にベッドや家具の高さを抑えてあるのは年配のゲストの使い勝手を
考慮してでしょうか。
絨毯やファブリック、壁紙やアート等に使われているモチーフは
水や石や草木や雲のような自然をイメージさせるものばかり。
きっとこれも和やかさを感じる要因ですね。
プレミアルームはウォークイン・クロゼット。
グリーンティーとフレッシュバンブーの香りのバスアメニティ。
その他のアメニティは洗面カウンター上の重箱のようなケース内に
ぎっしり詰まっています。
夜の室内。
国会議事堂ビュー。
そういえばロビーで一度、有名な政治家を見かけました。
国会議員や関係者はよくこちらを利用するんでしょうね。
首相官邸。
☆
ホテル内の中国料理「星ヶ丘」でランチ。
平日限定の「ふかひれあんかけセット」は
前菜からデザートまで充実のボリューム。
赤坂という便利な立地、こぢんまりと静かで落ち着いた雰囲気と客層、
旅館のような温かで細やかなサービスは外資系ホテルのキビキビした空気や
気持ちが沸き立つような華やかさはありませんが、仕事でもプライベートでも
気負いなく心身を委ねられる穏やかな心地良さがあります。
by izola
| 2012-08-17 00:00
| ホテル(東京)