インターコンチネンタルホテル大阪




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記事が香港と日本を行ったり来たりしてしまいますが、
インターコンチ続きで6月に開業したインターコンチネンタル大阪ネタを。








6月は見に行く時間がなかったので、先月さらりとリサーチしてきました。
(宿泊はしていません)



IC大阪が開業したのは長らく再開発に取り組んでいた大阪駅北地区
「うめきた」に出来た大型複合商業施設「グランフロント大阪」のC棟内。

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駅から直結したデッキで大勢の人で賑わうA棟、B棟へ抜けて
C棟のアクタス前の扉を入るといきなり別世界のような静かな空間。



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ここから20Fに上がるとロビーです。

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ロビー。
思いの外こぢんまりとしていて、なんだかカラフル。

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デザインコンセプトは「CONTEMPORARY LUXURY」。

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うーん。。。
コンテンポラリーではあるけれど、ラグジュアリー感はあまりないかな。

でも実際の空間は写真ほどゴチャゴチャした感じではなく、狭いながらも
明るく気持ち良い雰囲気。


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ロビーの一角には置かれた大黒天をモチーフにしたユニークなアートが。

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大黒さんの彫像をスライスしてカラフルな樹脂と組み合わせたもので、
面白いけどいかにも大阪っぽさを狙った感じが微妙ではあります。

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ロビーからの眺め。
ううむ、、、こちらも微妙だ。。。
ま、ここは東京ではなく大阪ですから。^^;


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ロビー奥にあるラウンジ「3-60」でお茶を。

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左側には香港のキャセイラウンジにあるプライベートソファの大型版の
ようなソファ席があります。

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まさかとは思うけど、、、
この色合わせはタイガースカラーを意識してる???
(そう思いついたらそうとしか思えない。笑)

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ケーキセット。
TWGのアールグレイが美味しかった♪

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別の日にメインダイニングの「Pierre」でランチ。

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店内は天井が高く白、クリア、マホガニーブラウン、キャメルでシックに
まとめられ、テーブルサイズも席間もゆったりとしていて居心地が良く
とても大阪にいると思えない洗練された空間です。

ロビーよりこちらの方が断然ラグジュアリー感があって素敵♪


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テーブルコーディネートも内装と同じ色合せでキャメル色の
レザーのラウンドマットの上に水泡を思わせるデザインのプレート。
ナフキンリングもマットと同じレザーです。

あぁ、これってグロトロのサファリの色合せ。
だから好きなのかも。

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アミューズ。
美味しかったけど、これを手で食べろと言われてびっくり。
カナッペのようになっているなら別ですが、寿司でもないのに魚を
そのまま指でつまんで食べてという演出意図は???
せめて小さいピックでいいから出すべきだと思いました。

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胡瓜のムース。なんとも爽やかな色

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自家製パンとバター。
パンは5〜6種あり好きなものを好きなだけ。
バターは右がエシレで左は海藻入り。

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前菜は4種類からセレクト。

私が選んだのはヴェルヴェーヌ風味のペトンクル。
ペトンクルは帆立に似た貝。貝の下には滑らかなムースが敷かれ、
上にキャビアが散らされています。

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メインも魚料理2種、肉料理2種からセレクト。

シンプルな舌平目。
いわゆる舌平目のムニエルをモダンに解釈した料理。

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器にはガラスや水泡モチーフが多用されていてどれも目に涼やか。
水の都大阪をイメージしてるのかな。

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デザートはコンテンポラリーなレモンタルト。
ネーミングが面白いです。

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コーヒーのソーサーにも水泡モチーフ。

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ミニャルディーズ。
こちらの器も水モチーフ。

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席からの眺め。
この日は小雨模様で残念な景色ですが、夜景は綺麗でしょうね。^^

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ピエールの料理は和の素材とフランス料理の技法のマリアージュという事で、
どの料理も新鮮な素材を丁寧に繊細に調理していて美味しかったです。


ただ、繊細すぎて印象が薄く感じるところもあったので、注文する際は
食材や調理法、合わせるワイン等でメリハリのある組み合わせにしないと
物足りないかもしれません。

















最後にスパを。




4Fにある「ALL THAT SPA」。
スパの向かいにはフィットネス。

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アジアンリゾートのスパに来たようなゆったりしたラウンジ。

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ここでウェルカムドリンクをいただきながらカウンセリングシートに記入。

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こちらは内装にもスパで使う製品にも和のエッセンスが取り入れられています。

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施術前に写真を撮ってもいいか聞いてみると、わざわざ個室を
案内してくださいました。^^





ヘッドスパ専用の個室。・・・広っ。

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ヘッドスパ用のプロダクツ。

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横には広いドレッシングルームが併設。

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次に見せていただいたのはカップルルームの「TOKIWA」。

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各個室には和の名前がつけられ、室内には名前にちなんだ
ベッドスローやオブジェが用意されています。

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TOKIWAはバスタブ付きなのでカップルでゆっくりトリートメント
タイムを楽しめるそうです。

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私が施術を受けた部屋は「NANOHANA」。

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どの個室も天井が高く広々としています。
(ここも別途ドレッシングルーム付き)

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ベッドスローの上に置かれたガラスオブジェは部屋毎のチャクラの色に
合わせたオブジェだそう。

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この日受けたのはフランスのスパブランド「THEMAE」の
オイルバームを使った「テマエ・オリエンタルマッサージ60分」。

THEMAEは日本の茶道の点前にインスピレーションを受けて開発された
ブランドで、緑茶・白茶・赤茶・黒茶の4種のお茶エキス
Complexe des 4ThesRと温泉水で構成された製品。

ほんのり感じるお茶の香りとオイルバームの滑らかなテクスチャー、
絶妙なハンドテクニックと柔らかなおもてなしで心身共に蕩けた60分でした。

鍼灸もいいけれど、たまにはこうして全身揉みほぐされるのもいいなぁ。。。






最後は再びラウンジでハーブティーを。

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正直言って何も期待せずに訪れたIC大阪でしたが、
実際に行ってみると静かな立地や空間毎に表情を変える面白さが
思いの外心地良く、機会があれば是非宿泊もしてみたいと思いました。


大阪はグランフロントが完成して再開発も一段落。
阪神の建て替えはまだ先なのであと大きな話題は来年のあべのハルカスの
グランドオープンくらいでしょうか。

アベノミクスで全国的に景気が回復していると言いながら、
大阪にいる限りにおいてあまりその恩恵は感じません。
グランフロントも開業時は恐ろしい数の人が押し寄せましたが
新しいもん好きで飽きやすい関西人相手にその経済効果はいつまで
続くことやらです。


そして久しぶりの香港出稼ぎで感じたのは、ホテルも街も活性化する為に
大切なのってやはり普段は味わえない非日常感、ワクワク感だなぁと。

好き嫌いや良し悪しは別にして、香港には街全体にアガる空気が充ちている
ように感じました。その空気に比例するように観光客の数も多かったし
新しいホテルや商業施設もどんどん出来ていて、まだまだ進化していきそうです。


大阪もええもんぎょーさんあんねんから、ICクラスのホテルがじゃんじゃん
出来るように街も人ももっともっと頑張って成熟していかなあかんねー。
by izola | 2013-08-14 17:43 | ホテル(国内)

旅は心の宝石箱