2014年 05月 23日
美山荘/'14 Spring(2)
日暮れ前にお風呂に入って母屋で夕食。
風情あるアプローチ。
食前に出される日本酒は京都 丹後の地酒「弥栄鶴(やさたつる)」。
香りが良く飲みやすい美山荘の料理に合う日本酒です。
つきだしは焼いた独活に味噌を乗せたもの。
花背の遅い春を盛り込んだ八寸。
蓬麩の白味噌椀。
岩魚の焼き霜造りにはスミレと岩茸が添えてあります。
こごみ、たらの芽、行者ニンニク、虎杖、コシアブラ
山ツツジ、味女泥鰌、ゴリ等々、天ぷらの材料いろいろ。
このこを挟んだ筍の塩竈焼き
筍に添えられていたのは味噌に昆布粉を練り込んで山椒を乗せたもの。
筍につけて食べてもいいし、このままちびちび舐めてもとても美味しかった。
揚げたて天ぷら。
鯉の鱗焼き。
鮮やかな黄釉皿に取り分けて。
手前の小さな器に入っているのは岩梨を浮かべたレモンソース。
ゲスト間で岩梨の話でわいわい盛り上がっていたら
料理長が皮を剥く前の岩梨を持ってきてくれました。
とても小さな実ですが、噛むとほんのり梨の香りがします。
これを一粒ずつ手で剥くそうです。そら大変だわ。。。
ちまき寿司。端午の節句にちなんで菖蒲と蓬のブーケと共に。
花背は若狭と京都を結ぶ鯖街道の途中にあるので
その名残で鯖寿司が出ます。
笹と木ノ芽の香りがする優しい味の鯖寿司。
桐文様のお椀の中は・・・
生姜豆腐と鯉の揚げたもの。
綺麗に串を打たれた天魚は炭火でじっくりこんがり。
木ノ芽をたっぷり纏って登場。
頭から尻尾まで美味しくいただきました。
葉山葵の甘酢漬け。
これがハッとするほど美味しいのです。
筍と蕗と蕨の炊き合わせ。
春の香りに充ちた嫁菜飯。
嫁菜飯や卯小木飯の美味しさを知ったのはここ。
琵琶×ミントアイスの爽やかデザートで口福な夕餉は終了。
by izola
| 2014-05-23 20:32
| 美山荘