2015年 01月 09日
アンダーズ東京

2014年6月に開業したアンダーズ東京。
ホテルが入っているのは森ビルが手がけた超高層複合施設、
虎ノ門ヒルズです。

虎ノ門ヒルズのマスコットキャラクターはドラえもんならぬ
「トラのもん」。

このビルの特徴は地下躯体を環状2号線が貫いていることと、
商業フロア(1〜4F)にテナントで入っているのがほぼ飲食店のみで
雑貨やアパレル等を扱う物販店がないこと。

物販無しというのは場所柄なのか家賃が高過ぎるのか、
随分潔い決断だと思いますが、実際に訪れると商業フロアの面積は
以外と狭く客層も年齢高めなので、この判断は正解なのかなと思います。

外光がたっぷり入る吹き抜けの1Fには洒落たレストランが入っていて
まるで海外のSCに来たよう。



マスコットのトラのもんは100年後の未来からやってきた
ネコ型ビジネスロボットだそうです。ネコ耳が可愛いニャ♡

その他にこのビルで面白いのは、森ビルが手がけた施設だけあって
館内のあちこちで様々なアーティストの作品を見れること。
案内カウンターの上はジャン・ワンの「Universe 29」。

ロビーのオフィスエリア壁面デザインはサン・クワァク


その壁面向かいにあるTORANOMON KOFFEEは、、、

サクっとコーヒーが飲めてテイクアウトも可能なオープンカフェ。

コーヒーもトーストも○

☆
さて、そろそろアンダーズへ。
アンダーズへ続く通路に描かれた鮮やかな壁画は内海聖史の
「あたらしい水 Floating colors」。

この壁画沿いに進むとこそっとアンダーズの入口があります。
*施設内からホテルまでの導線はかなりわかりにくいです


EVホールへ続くエントランス。

EV内の壁面は永田哲也作の和菓子の木型を和紙で象った立体アート。

まるで彫刻のような立体感と陰影が美しい。

ホテル施設はビルの1,37,47〜52F。
52Fはルーフトップバーやチャペル、51Fにロビーラウンジと
ダイニング、客室は50〜47Fで全164室(内スイート8室)。
37Fにスパ、1Fにカフェ、ペストリーショップ。
ラウンジとダイニングにはチャーニー・ウィニー作の鳥が森の中を
旋回する軌跡を表現した印象的なアート作品が配されています。


メインダイニング「アンダーズタヴァン」。

51階からの絶景を思う存分に楽しめるダイニングです。

個室。

6月にランチ訪問した時に食べたハンバーガー。
味の記憶なし。。。

器や備品は出来るだけ日本のものを使用しているそう。

☆
クリスマス訪問時のロビー。

コンシェルジュカウンターの背景は小高成光作の見事な組子細工。

切子を一片ずつ手で組み合わせるという気の遠くなるような作業の果てに
完成した組子細工は狭いロビーで圧倒的な存在感です。

ここにはスタッフが常駐しておりチェックアウトの手続きや
各種アクティビティ等の相談が出来ます。

チェックインは組子カウンターの向かいにあるラウンジにて。
宿泊者は滞在中ここを自由に使えます。

昼間はソフトドリンクとスナック、夕方はワインとカナッペなどが
用意されていました。

客室フロアのEVホール。

客室通路。

今回のお部屋は5031号室。
部屋番号は足元に表示されています。

部屋の位置関係。5031号室は新宿側です。
左上と右下がデラックスルーム、右上と左下がスイートかな?

スタンダードツインルーム50平米。

アンダーズ東京の客室とパブリックデザインはトニー・チー アソシエイツ、
スパ、バンケット、バーのデザインはSIMPLICITYの緒方慎一郎氏が担当。
室内から見た入口側。

入口左手にクロゼット。

クロゼットの向かいに洗面&バス。

洗面台は大きな一枚板でシングルシンク。

洗面台の位置が高めで水洗の取手が小さく捻りにくかったので
小柄な女性はちょっと使いづらいかも。
通路との仕切り棚に備品類。

木箱の中には落ち着いた日本の伝統色パッケージのアメニティが
和菓子のように詰め合わせてあります。
取り出し用の真田紐も和を意識してますね。

タオルはワッフル地とパイル地が表裏になったもの。

手拭いの柄を思わせる文様の浴衣

草鞋風のスリッパ。
どれをとっても外国人ゲストが喜びそうです。

リクエストすればパジャマも用意してくれます。

バスルーム内。
大きなレインシャワーのある洗い場。

丸い浴槽は五右衛門風呂をイメージしたそうです。
腰掛ける段差があって寛げました。

バスアメニティ。

ベッドルーム手前の左側の市松棚は冷蔵庫や食器、スナック類が
納められています。右側の照明下にはセイフティボックスと引き出し。


スナックとソフトドリンクは無料。


客室デザインは昔の旅館をイメージしているそうで
これも含めて案内冊子等にはレトロな書体が使われています。

ニッチ棚のアート。

ベッドルーム。


室内は格子モチーフや和紙ランプ、ヘッドボードや椅子の漆を思わせる
赤レザー等、和をイメージしたデザインと素材使いながら、
和を強調しすぎない落ち着いた雰囲気です。


窓際には洗面台と同じ一枚板の長ーいカウンター。
ここが居心地最高でした。


チェックインしたのは夕暮れ時。

窓の外には沈みゆく夕陽を背景にくっきりと浮かび上がる富士山が。

昼と夜がドラマティックに交替する様を飽かず眺めました。



日暮れると夜空に瞬く星々が街に降りて来たような光景。

☆
翌朝は雲ひとつない快晴。
窓からの眺めをぐるり撮りました。
右側

真ん前。遠くに新宿のビル群が見えます。

左側。

六本木ヒルズの向こうに富士山。

左奥。

眼下にずばーんと都内を見渡せる感じはマンダリンやPHと似ています。
この部屋は富士山&新宿ビューでしたが、他は東京タワーやスカイツリー、
レインボーブリッジなども見えますので、どの部屋に滞在しても
それぞれの眺めを楽しめますね。
希望のビューがあれば事前にリクエストしておくといいと思います。
しかしお江戸は広いねー。
☆
最後にお部屋のディテール。
壁面はランダムな格子に漆喰壁をイメージしたような塗装壁。
クロス張りじゃないのでひび割れや汚れのメンテナンスが大変そう。

和紙を折り畳んだようなデザインのブラケット照明。

一枚板のカウンターを含めて木部はウォルナット色の塗装。
こちらもこまめに塗装の剥げや欠けのメンテが必要ですね。

レトロなデザインのスイッチ類。

上海アンダーズのiPad操作は大層便利だったけど、個人的には
デジタルパネルよりこういうアナログ感がある方が好きです。

家具もモダンというよりどっしりとしたレトロな雰囲気。


滞在中、どこか懐かしい雰囲気だなぁ、、どこだったかなぁ、、
と感じてふと思い出したのが、二期倶楽部の創業時に作られた和洋室でした。
随分前に訪れたので細かいデザイン等は覚えていませんが、
何となく部屋に漂う空気感が似ている気がしました。
客室全体のデザインは思っていたよりさっぱりしていて、
高級感というより安心感があると言った方がいいのかな。
尖った所がなくて、変に凝ったデザインや素材を使ったり
色々狙ったり媚びたりしてない所が個人的に好きです。
期待していくと肩すかしを感じるくらいあっさり。
コスパという点で考察すると、この部屋で大体4〜5万なので、
同様のカテゴリと価格帯で競合するホテルと言えばマンダリンやGH、PH、
パレスホテル、コンラッド、シャングリ・ラ、FSなどでしょうか。
立地やデザイン、サービスレベル、滞在目的等を考えて、今回のこの部屋での
滞在は充分満足出来るものでしたが、これ以上のカテゴリになるとおそらく
評価は分かれる思います。
昨年末にはいよいよアマン東京もソフトオープンしましたし、
こういうラグジュアリーホテル以外にも東京はビジネスホテルのレベルも
年々侮れない程高くなって選択肢が広がっているので、ホテルを選ぶゲストも
迎える運営側も大変ですね。
アマン東京は近々知人が滞在するそうなので、感想を聞くのが楽しみです。
シティタイプのアマンって一体どんな感じなんでしょう。
by izola
| 2015-01-09 15:50
| ホテル(東京)

