コートダジュールの宝石/18

<ル・ルイ・キャーンズ(後半)/Le Louis XV>

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料理がひととおり出た後には
チーズ&デザートがあります。


*写真は記念にもらって帰ったこの日のメニュー。




様々な種類のチーズを乗せたワゴンがやってきました。
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この後にデザートが控えているので
食べやすそうなものを少しだけ。
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これには大変驚いたのですが、
チーズを食べ終わると一旦テーブルの上はキレイに片づけられ、
新しくデザートの為のセッティングに変わります。

キャンドルまで新しい食器類と同じ色柄で入れ替えられたのには感動。
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もうひとつ印象的だったのは上のキャンドルの奥にぼんやり
写っているシルバーの小鳥ちゃん。
これはクリストフル製のテーブルオブジェだそうですが、
テーブルの周りにピヨピヨと数羽置かれていて、
食事の間中可愛い姿で和ませてくれました。^^

新しく入れ替えられた食器類は全て同じシリーズです。
地中海の海と波を思わせる渋いブルーに白の組み合わせ。
さきほどまでのクラシック&ゴージャスなシリーズから一転して
和食器を思わせる質感の薄い磁器でデザインもシック&モダン。
ナフキンリングとカトラリーの持ち手も同色で統一。
この辺りの演出はさすが3つ星と感嘆するばかり。
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一つ目のデザートはマスカルポーネのソルベに
ワイルドストロベリーのソースをかけたもの。
香り高く小さな苺が目の前でたっぷりとサーブされます。
美味しいのは言うまでもなく・・・。
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お次のデザートはその名も「Le Louis XV」。
しっかり濃厚なお味のプラリネ入りチョコレートケーキ。
お皿の左上に「XV」と刻んであります。
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ここまでではち切れそうにお腹一杯でしたが、
更にデザート攻撃は続きます。(笑)

テーブルに運ばれてきたショコラとマカロン。
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どちらも器ごと持って帰りたーい!
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シルバートレイに美しく並べて出されるプティフール類。
不覚にも眺めるだけで食べれずじまい・・・。(悔)
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テーブルセッティングの模様替え以外にもひとつ驚いたのがこちら。
食後のお茶を頼もうと思ったら目の前に植木鉢がたくさん乗った
ワゴンがやってきました。

どこかのテーブルの料理に使うのかな?なんて思っていたら
なんとこれがハーブティー用の生ハーブワゴンだったのです!
植木鉢もデザート類と同じシリーズの器なのに気付いて
更に更にオドロキ。
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ワゴンの中の好きなハーブを選ぶとこのように
その場でハサミでちょっきんと切り・・・
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ボウルで丁寧に洗って目の前でハーブティーにしてくれます。
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注ぐ時に素晴らしい香りが立ち上ります。
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私が選んだハーブはレモンバーム。
洗練された味でした。
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これでもう終わりよね。ホッ。
・・・と思ったらなんのまだまだ、
お腹をさすりながらお茶をしてる私達の周りを
様々なお菓子が入ったガラスポットを持ったスタッフが
次々と廻って来ては「さぁ、どうぞ取って!」「これも美味しいですよ!」と
マドレーヌやマシュマロやヌガー etc etc・・・
とても断れない素敵な笑顔で勧めてくれます。
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ここのサービスマン達はほんとにゲストを楽しませる術を
知っているなぁと感心しました。

私たちがこんな所でしょっちゅう食事できるような身分ではないことや
こういう雰囲気に慣れていない事はすぐにわかったと思うのですが、
それを知りつつも私たちが肩の力を抜いて楽しく食事できる雰囲気を
さりげなく作り出してくれていました。

3つ星だからと言って肩肘はったり気取ったりすることもなく、
ビストロで食事するかのように楽しく過ごし、
更には一流の内装やセッティング、味、サービス、演出を
心ゆくまで堪能させてもらうことができて本当に勉強になりました。

味については料理人でもソムリエでもない私が
3つ星の料理やワインに余計な蘊蓄を語る必要はないし、
食べた個人がそれぞれに美味しい美味しくないと
判断すればいいと思うのです。

正直なところ、味だけで言えば美味しいけれど
もう一度食べたい!と思うほど印象的な料理はありませんでした。
でも多分、それは味以上にあの空間や演出やサービスに
心を奪われていたからだと思います。


最後にもう一度ルイ15世様式の素晴らしいインテリアをどうぞ。
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とても素敵な旅の思い出になりました。
Commented by moon-pon at 2006-07-23 21:23 x
食事というのは、
料理の味だけでなく、
器だけでなく、
インテリアだけでなく、
やはりハートのサービス。
これがあるだけで、おいしい思いはぐーんとアップしますものね。^^
Commented by daniella at 2006-07-23 23:58 x
izolaさん

もう、すっかり今生のうちに行った気分にさせて頂きました。
ありがとうございます!笑
あの・・・申し上げにくいのですが、ここまで素晴らしいサービスを堪能
された後にベー○ュやブノ○に行くと、もしかしたらがっかりされるかも・・・。
それぐらい、ルイ・キャーンズは格が違うように感じます。

私も、まだ若かりし頃、気が狂ってオータニのトゥール・ダルジャンに
行きました時(しかも女の子4人で。一生懸命、オシャレして行きましたが、
今思えば場違いも甚だしい・・・。)イレギュラーなコムスメ達が肩身の
狭い思いをしないようにと流れるようにサービスをして下さいました。

ゲストを上から品定めするようなサービスではなく、私達でも本当に
楽しめるように接してくださったあのサービスが忘れられなくて、
機会があればまた行きたいな~と心から思っています。

さぁ、そろそろいいお歳頃になってきましたので(笑)ルイ・キャーンズも・・・妄想中。
Commented by まっつん at 2006-07-24 14:48 x
izolaさんこんにちはー!

やっと帰省した折に食した岩牡蠣の毒素から回復し、食欲も元気も戻ってきました。
そこにこの映像はー…ああっ、目に毒です(笑)
素晴らしい建物、インテリア、食事…ため息が出ます。
こんな素晴らしいレストランにはいまだかつて入った事がございません。
きっと入ってもカチンコチンで味が分からなくなること必須な小市民です(^^;)
シルバーの小鳥ちゃんがかわいいなあ~♪
それと、ゲストを品定めすることなく、最後まで楽しんでもらえるようなサービスがあるという所が素晴らしいですね。

しかし、このコースを全てたいらげたら、一晩で3キロは太りそうですね(笑)
Commented by misk_uno at 2006-07-24 17:34
パンとチーズのワゴンまでは、なんとか理解できても
ハーブの鉢のワゴンにはびっくりです(笑)
その香りは、もう何も言われなくても素晴らしい事が想像できます。
お料理や食器類は勿論ですが、素晴らしいサービスの方達の存在は
本当に大きいですよね。
素敵なレポートありがとうございました♪
私もいつかこんなお店に出会う為に、胃を大きくしておかないと(笑)
Commented by infinity。 at 2006-07-24 18:40 x
☆izolaちゃま

毎回うっとり&息を飲むほどのゴージャスっぷりに
コメントがちっともできへんかった超B級グルメな私、
今日は勇気を振り絞ってコメントしに来たでぇ〜w。

それにしても、☆☆☆お料理と☆☆☆サービス精神が
す、す、素晴らすぃ〜♡ そんな素敵な別世界にいる
izolaちゃんはなお素敵〜っ!

一緒に過ごす甘い夜…まだまだ遠くなりそうやわ〜大汗。
Commented by riccaland at 2006-07-25 11:43
すっごーーーーーい!!!
ハーブティー用のハーブのワゴンがあるなんて!!!
こんなの初めて聞きました。ビックリ。
私、ヨーロッパには行ったことがないのですが
ヨーロッパでも、こういうのって珍しいんですよね?!
お食事って、お食事そのものもだけど、
雰囲気や、食事をして過ごすその時間が大切だから
こういうお店は、本当に素敵☆彡
あ~、izolaさんのレポで私のヨーロッパへの想いが募るばかりです(笑)
Commented by izola at 2006-07-26 23:42
>moon-ponさん、そうなんですよね。
どんなに美味しくてもオシャレでも、やはりそこにココロ
が入っていなければ人を感動させることはできないんですよね。
そういう意味でもとっても勉強になりました。^^
Commented by izola at 2006-07-26 23:56
>daniellaさん、私の拙い記事でもちょっとは行った気分を
味わえていただけましたか???

お店に行く順番としてはブノ○→ベー○ュ→ルイ・キャーンズ
が正解かもしれないですね。
あの独特な空気感はやはりモナコという土地ならではのもの
だと思うので、ブノ○やベー○ュに行く時は全然違うんだと
思って行きますネ。(笑)

若いころに背伸びしてトゥール・ダルジャンのような一流
のお店に行く事はとても良い経験ですよね!
きっとうら若き美女4名にサービスの方達の方が喜んで
おられたのでは?
私も10年ほど前に大阪のオータニにイベントで
トゥール・ダルジャンが来た時に、知り合いのソムリエさんに
連れていってもらいましたが、正直言って
舞い上がり過ぎて何も覚えておりません(爆)

daniellaさんもぜひルイ・キャーンズでアラン・デュカス道
の最後を華々しく飾って下さーい☆☆☆
Commented by izola at 2006-07-27 00:05
>まっつんさん、こんばんは!
岩牡蠣毒素から脱出されました?良かったです!!
牡蠣は美味しいけれど当たるとツライですよね。

私もこんな凄いレストランは初めての小市民でしたが、
おそらくもう一生来る機会もないと思い、
勇気を振り絞って行ってまいりました〜
でもでも、高級ホストクラブに行ったと思えば安いもの?(笑)
彼等のサービスにはほんと、楽しませてもらいました。^^
シルバーの小鳥ちゃんもこっそり連れて帰りたかったです。

たしかにこのコースをデザートまで全部平らげたら
何キロ増でしょ?考えたくないですっ(笑)
Commented by izola at 2006-07-27 00:12
>misk_unoさん、ハーブ鉢ワゴンにはほんっと驚きました。
何をゴロゴロ運んでるのかな?と思いましたもん。
これで美味しくないわけがないですよね〜。
演出もサービスも本当に素敵でした。^^
日本にもこんな空気感を持ったお店がもっと増えてくれると
いいですよね。
お互いに胃袋でっかくしておかないと!(笑)
Commented by izola at 2006-07-27 00:17
>infinityちゃん、こんなゴージャス?レポを書いた
翌日には四万十でメット被って脚立だよ!
このギャップは自分でも笑っちゃいます。
でも普段の私は限り無くメット&脚立の似合うオンナ。
そして食生活もB級どころか限り無くC級。(爆)

モナコの日々はすでに銀河系の彼方の記憶・・・。
早く甘〜い夜を過ごしにナニワにおいでね〜☆
Commented by izola at 2006-07-27 00:27
>riccaさん、私もこのワゴンが目の前に来た時は目が点でした!
ヨーロッパでもアジアでもこんなの初めてですよ〜。

食事で一番大切なのは味よりもいかにその時間を
楽しく過ごせるかですよね。
そういうお店はたいてい味も美味しいですもんね。
今回のルイ・キャーンズと先日のミシェル・ブラスで
そういう面ではとても勉強させてもらいました。

ヨーロッパは食事よりも町並みや景色や空気感がとても
素敵なのでriccaさんもぜひそれを体感しに行ってくださいね!
Commented by りら at 2006-07-28 16:20 x
四万十川からお帰りなさい!レポもまたまた楽しみなのですが
かなりハードな日々を過ごされてるようですので、
お身体だけは気をつけてくださいね。

daniellaさんの「アラン・デュカス道」いいですね(笑)
一時期ジョエル・ロビュション道にはかなりハマったのですが
恵比寿の新生ロブションはまだご縁がないままなので、
ブノワに行ってきちゃいました(笑)

って、ホンネを言うと(^^;人間ドックを受けるのに満員電車乗るのがイヤで
都内に前泊したついででしたので、
前の日にフレンチフルコースはさすがにマズイだろう・・・という事もあり
ホテルからも近場で、軽めに食事ができそうなブノワにした、というのが
正しいのですが(汗)。
食事はあまりインパクトに残るものはなかったけれど
サービスは非常に気持ちよく食事できました。
食後のハーブティーもちゃんとリーフで美味しかったです。
でもルイキャーンズのように鉢植からチョキチョキ、やって欲しかったな~♪(こら)
あのワゴンは憧れますわん。
Commented by izola at 2006-07-29 00:29
>りらさん、四万十からただいまでーす!
出稼ぎに出る度に体力の限界を痛感する今日この頃です。
死なない程度に頑張りますね☆笑。

daniellaさんのアランデュカス道もすごいですが、
りらさんのジュエル・ロビュション道もすごいですねぇ〜。
私はまだまだ初心者なので、興味津々です!

ブノワは出張ついでに気軽に立ち寄れそうな雰囲気かな?
なんて勝手に想像しております。
そのうちランチタイムかカフェタイムに行ってみたいです。

印象に残るお店ってやっぱり味よりもサービスや演出ですね。
東京は味だけなら美味しいお店たーくさんありますものね。
そういう面ではルイ・キャーンズはハーブワゴンを含めて
とっても楽しめると思います。
私もできる事なら今生の内にもう一度だけでいいから
あの空間とワゴンでチョキチョキが見たいです。(笑)

*教えていただいた「料理通信」、早速買って読みました!
ルイ・キャーンズの記事以外もとても興味深く読ませて
もらいました。なかなか充実の雑誌ですね。^^
by izola | 2006-07-22 17:28 | コートダジュール2006 | Comments(14)