ニンジン逃亡記/10

<ザ・ウインザーホテル洞爺/4>

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プールで読書の後は着替えてから
いざ「ミシェル・ブラス」のディナーへ出陣。


洞爺湖の眺めを堪能するならランチの方がいいのですが、
お酒に弱い私は昼からワインを飲むと何もできなくなってしまうので
暮れゆく洞爺湖を眺めながらのんびりディナーにすることに。






「Michel Bras」の本店はシェフの故郷であり、
本拠地でもあるオーブラック山地・ライヨール村にあります。

「自然から料理を創作する料理人」と言われるミシェル・ブラスが
本国以外で唯一の支店としてウインザーに出店を決めたのは、
生まれ育ったオーブラックと同じ壮大な自然を持つ洞爺を目にして
ここに自分の魂を持っていきたいという想いが生まれたからとのこと。

それではしっかりと彼の魂をいただこうじゃありませんか!(笑)


レストランは客室より1フロア上の11階。

ドアにはレストランのロゴマークとなっている葉っぱのシルエット。
これはアザミの一種でシストゥルという植物の葉。
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ドアが開き席に着くまでの間にたくさんの
「ようこそ、ミシェル・ブラスへ!」という
温かい笑顔と声にお出迎えされます。

店内に向かう通路はよく噂になっている
「酔っぱらってふらつくと水没する」と言われるエリア。
写真には撮れませんでしたが確かに幅狭めな通路の左右に
小川のように水が流れているので酔うとキケン。


席は洞爺湖に向かって並んで座れるようセッティングされています。
まずはロゼ・シャンパンで夕暮れの洞爺湖に乾杯☆
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これが有名なオリジナルカトラリー。
特にナイフにまつわる話は有名で、
トップ写真の手前に見えるメモにはフランス語で
ナイフについての物語が書いてあります。

ナイフが名産のライヨール村では住民は各々
マイナイフを持ち、それを生涯大切に使い続けるという伝統があり、
今日の食事の間だけでもその伝統に倣って
最後まで同じナイフを使い続けて欲しい・・・確かそんな話でした。
*ナイフ以外のカトラリーは料理ごとに取り替えられます。
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カトラリーを置く台もオリジナル。
右からナイフ、フォーク、スプーンが
きっちりセットできるように切込みが入っています。
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スパイラル状のナフキンリングも勿論オリジナル。
上質で大判のリネンナフキン。
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今回予約したのはシェフのスペシャリテで構成されたコース。

こちらの薄い紙か板のようなものは
アニスの香りが爽やかなシート状のスナック。
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バターにもシストゥルマークが刻印。
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オテル・ド・カイザーでミシェル・ブラス専用に
作られているそば粉がブレンドされたパン。美味。
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テーブルキャンドルにもシストゥルのシルエット。
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アミューズその1は「コック・ムイエット」
シェフの幼少期の思い出にちなんだ卵料理です。
胡麻の入ったそば粉のパン3種に卵の黄身をつけていただきます。
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アミューズその2は可愛いスプーンに3種類。
それぞれが口の中で素敵なハーモニーを奏でておりました。^^
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1つ目のスペシャリテ、「ガルグイユー」は
30〜40種類の季節の野菜とハーブで作られた一品。
スペシャリテって言ってもちょっと手の込んだサラダでしょ?
程度のイメージでしたが、それは大間違いでした。

まず出された時に、水彩画のパレットのような
色彩豊かな野菜の美しさに感動。
更に口に運ぶと一つ一つの野菜がそれぞれ素材ごとに
とても繊細に加熱や味付けがしてある事に驚き。
まさに「自然から創作された」見事な一品でした。
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次は帆立の料理。こちらもまた帆立の火の通し具合と
ソースの組み合わせが絶妙。
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ナイフはこのようにお皿にもピタッとセットできるような作りです。
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量が飲めない私はシャンパンの後は白を飛ばしてブルゴーニュの赤を。
飲めなくてもこちらのワインリストはぜひ拝見したい一冊。
見るだけでワクワクします。
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開業時には24,000本のワインをフランスから一度に運ばせたとか。
和でも洋でもこのように美味しい料理に出会った時ほど
飲めない自分が悔しいことはありません。

でも逆に飲んべぇだったらいくらお金があっても足りない事に気付き、
己の財政状況から考えたらこの位でよかったかも、
いやいや、これでも贅沢しすぎでしょ、
なんてちょっと納得してみたり。(笑)


ふと外を見るといつの間にか夕闇が。

美味しい時間はまだまだ続きます・・・。
Commented by daniella at 2006-08-22 23:22 x
ココならなんとか?!
国内だし!!
と今すぐに行きたくなりましたっっ。
本当に一皿、一皿が絵画のようで
ウットリです。
後半戦も楽しみにしています♪

P.S.
milkyさん、izolaさん、額装情報ありがとうございます♪
名前を知らずに1度利用したのがmilkyさんに教えて
頂いたお店だったことが発覚しました!
今回は、ITOYAさんにするか、リピートするか・・・。
早速下見に行って参ります。
Commented by izola at 2006-08-23 00:27
>daniellaさん、ここの料理はどれも繊細な美しさと共に
味の組み合わせが素晴らしかったです。
さぁ今すぐ予約の電話を入れましょう!
後半戦も満腹撃沈覚悟で頑張りました〜(笑)

*額装の件、ちょっとでも参考になれば幸いです☆
Commented by hawaii_oslo at 2006-08-23 01:24
凄いですね。特にお野菜のお皿の美しさと言ったら...
izolaさんの満足度の高さもびんびん伝わって来て、すごーく行きたくなります。カトラリーも素敵ですね。購入できるのかしら。
続きが楽しみです。
Commented by izola at 2006-08-24 00:53
>hawaii_osloさん、この地でなければ表現できないと
思える素敵な料理と景色に、はるばるここまで来た甲斐が
あったな〜としみじみ嬉しくなりました。^^
カトラリーは勿論購入できますが、一式揃えたらオドロキの
お値段ですヨ!でもここでしか手に入らないので
良いすごく記念になると思います。誰か買って〜(笑)
Commented by milky at 2006-08-24 08:08 x
これは、今までのお食事のシリーズの中で一番素敵かもかも~
まず、両側に小川が流れる通路?!
どれだけ自分が酔っているか確認できる??

 カトラリーの美しさ・・・
その工夫・・
お皿のエッジにきちんと留めが効く
 機能的でありながら、美しい・・というのは理想的ですよね
この柔らかな曲線を描くカトラリー、
美しい指を持つ男物のリングのような、ナフキンリング
 やられちゃいました~

 あ、そうそう、六本木のアクシスビルの2階に
“ラビアーツ”という、とってもとっても素敵な額やさんがあります
一度ここで・・・と思いながら通り過ぎるのです・・
daniellaさん、ぜひ覗いてみて下さい!
Commented by りら at 2006-08-24 10:49 x
izolaさんこんにちは♪
ウィンザーと言えば!ミシェルブラスと言えば!な「ガルグイユー」ですよね。
>スペシャリテって言ってもちょっと手の込んだサラダでしょ?
そうそう(笑)わたしもそんなイメージあったのですが
やっぱり大きな間違いなのですね。
これはやはり実際に自分でも食べてみないとわからないんだろうなぁ。。。
izolaさんのお墨付きも拝読させて頂いたので
いつか行ってみたい気持ちがますます高まりました。

ところで南太平洋への旅行もあといよいよとなりました。
荷造りも半分終えたのですが、
楽しみな反面、忘れ物してそうで不安です(^^;
Commented by izola at 2006-08-24 23:28
>milkyさん、確かに今までの中でベスト3に入る素敵さでした。^^
通路の横は小川というよりもせせらぎ?程度なのですが、
酔うとほんとにキケンです。帰りヤバかったです。(笑)

ここのカトラリーの美しさと実用性は今までで文句なく1番!
どれもこれもぜーんぶ持って帰りたかったです。
・・・お金さえあれば。(笑)

*新たな額やさん情報ありがとうございます☆
私も六本木に行く機会があれば覗きに行きます!
Commented by izola at 2006-08-24 23:34
>りらさん、こんばんは。^^
ガルグイユー、ガルグイユーって騒ぐけど噂ほどじゃないでしょ〜
なんて思って食べたら本当に驚きの美味しさでした。
久々に料理で目からウロコを体験しました。
この一皿で、ここは間違いなく美味しいと確信できるひと皿です。
スペシャリテってそういうことか〜と実感。
私のお墨付きなんて、なんの参考にもなりませんが、
ぜひりらさんにも食べていただきたいです。

すでに南太平洋上かと思っておりましたが
まだこれからなんですね!
何度でも言ってしまいますが、いいな〜いいな〜。。。(笑)
パスポートとカードと旅を愉しむ心さえ携えていけば、
あとは何を忘れても大丈夫です!素敵な旅を!!!
by izola | 2006-08-22 18:18 | ホテル(国内) | Comments(8)