2007年 08月 26日
美山荘/'07 Spring (1)

愛する桃源郷は
きらめく若葉と瑞々しい苔の緑に輝いていました。
この場所に立つと、「泊まりに来た」というよりは
「戻って来た」という気持ちを強く感じます。

おこがましい考えかもしれませんが、
これから先の人生で、たとえ世界中を旅しても
ここより愛せる宿はもう見つからないように思います。
何故だかわかりませんが、
宿そのものよりも、宿を含んだこの「地」に
呼ばれているような気がするのです。

呼ばれると感じるのは
この山の上の存在が大きいかもしれません。


短くも険しい参道を登って本堂の舞台に立ち、
眼下の小さな山里に想いを馳せるひととき・・・

心が鳥になる一瞬・・・

静かに揺れる木の葉や川のせせらぎの音に耳を澄まし・・・

特別なものは何もない眺めにじんわりと温かな気持ちになる・・・

この風景のどこかに
心だけではなく魂に響く何かがあります。

きっとその謎は永遠に謎のまま・・・。
今回は旅の友が増えたので、
母屋と離れの「石楠花」に滞在。




新緑の緑を映し込んだ御抹茶をいただいて。

私だけの春がここにありました。
by izola
| 2007-08-26 21:02
| 美山荘

